[マレーシア] 個人と企業の回復を助けるCovid-19暫定措置法案

2020/07/23

[マレーシア] 個人と企業の回復を助けるCovid-19暫定措置法案



Covid-19の影響を軽減する暫定措置の実施法案が作成されており、新型コロナウィルス(Covid-19)の影響を受けた個人や企業の回復の余地と機会を与えることが期待されています。


マレーシアの首相府・議会および法律担当のタキユディン・ハッサン大臣は、法案の作成における目的を達成するために、社会のあらゆる階層から歓迎され、支持されることを願うと述べました。


「これは、国民のウェルビーイングが確実に保たれるように、Covid-19による法的な影響を軽減するという政府のコミットメントです」と書面で述べています。


これは、2020年7月22日の下院議会において、Covid-19の結果、契約上の条件を履行できなくなった企業や個人を保護するために、政府が何らかの法律を導入する予定があるのかについての質問に答える形での内容でした。


5月20日、内閣は、首相府の法務部が司法長官室と協力して、関係省庁や機関とともに、暫定措置法案の作成を調整することに同意していました。


法案の作成は、定められた期間内について関連法と一致しない条項に取って代わる暫定的な救済措置を与えるものになります。


また、定められた期間内に、Covid-19パンデミックによる活動制限令(MCO)、条件付きMCO、回復MCOの結果として、契約上の義務の履行が出来ない場合の保護を与える条項も含まれています。


契約上の当事者が友好的に紛争を解決できるような、大臣に仲裁のための権限を与える内容にもなっているようです。


2020年7月22日、タキユディン大臣はレポーターに対し、法律は遅くとも9月までには施行される予定だと話しています。


タキユディン大臣はさらに、草案作成のプロセスはすでに最終段階に入っており、今月予定されている議会に掛けられる前に、内閣に提出されると話しています。


(出所:Malay Mail

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