【速報】[フィリピン] マニラ首都圏、ラグーナ、セブシティ、一部変更を加えたロックダウン措置を5月31日まで

2020/05/12

【速報】[フィリピン] マニラ首都圏、ラグーナ、セブシティ、一部変更を加えたロックダウン措置を5月31日まで

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、メトロマニラ、ラグーナ州、セブシティにて、5月31日まで一部変更を加えた「強化されたコミュニティ隔離措置」(enhanced community quarantine (ECQ))を実施することを承認しました。

大統領報道官のハリー・ロケ氏は、2020年5月12日(火)、テレビ会見で発表しました。

感染症対策の省庁横断型タスクフォースが「高リスク」コミュニティだと指定している、これらのエリアでは、ロックダウンの延長を受け、人々の活動が引き続き厳しく制限されることになります。基本的には、食料と生活必需品の調達と、緊急時を除いては外出が許されません。

一部変更が加わった修正ECQのもとでは、ロケ氏によると、業種によっては、キャパシティを限定したうえで再開が認められるようです。しかし、どの業種の再開が認められるかについて、政府は最終案をまとめているところのようです。

この命令は2020年5月16日より有効となります。

フィリピンのCovid-19感染者数のうちの大半を占めるのは、フィリピンの経済と政治の中心であるメトロマニラです。

国内全体では、感染者数は11,086人、回復者数は1,999人、死者726人となっています。

保健省のCovid-19トラッカーによると、総感染者数のうち、7,123(62%超)がマニラ首都圏となっています。セブシティは1,400人、ラグーナは384人です。

ドゥテルテ大統領がメトロマニラにコミュニティ隔離措置を発令したのは2020年3月15日でした。翌日には、強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)として、ルソン島全域に拡大、4月12日までの予定でした。

その後、ルソン島のECQは、さらなるウィルスの拡大を防ぐために4月30日まで延長されました。

さらに、終了1週間前に、ドゥテルテ大統領は、メトロマニラおよびその他「高リスク」エリアについて5月15日まで延長する一方で、「低リスク」エリアについては、一般的なコミュニティ隔離措置(General Community Quarantine(GCQ))を適用し、活動の制限を緩和しました。

(出所:Inquirer Net

(トップ画像:Matt Seymour on Unsplash )