2021/01/07
[ベトナム] トゥドゥック市正式に成立
ベトナム国会のウオン・チュン・ルウ副会長は、2020年12月31日、トゥドゥック市の設立に関する国会常務委員会の決議第111号を、ホーチミン市のリーダーに手渡しました。
ベトナムで市の中に市が設立されるのは今回が初めてのことです。2区、9区、トゥドゥック区が合併してトゥドゥック市が設立され、その面積は211平方キロメートル、人口は100万人超となります。同市は、1区、4区、7区、12区、ビンタイン区、ビンズオン省、ドンナイ省と境界を接することになります。
同決議は、2021年1月1日に発効します。新市内の様々な機関は、60日後には組織再編を完了し、市民のための安定したサービスを保証することになっています。
ルウ副会長は、トゥドゥック市の設立は、合併する3つの区内に住む住民にとっての一大イベントであるだけでなく、ホーチミン市の発展にとっても重要なマイルストーンになるとのべています。
さらに、市の中に市が設立されるのは初めてのことで、国内から大きな注目を浴びています。
「ホーチミン市は、ホーチミン市の経済発展の機動力となるよう、トゥドゥック市をスマートで創造性にあふれる市に作り上げるための計画を作成し、提出することに集中していかなくてはならない。」とルウ副会長は話しています。
さらに、市民の生活水準を向上するような、スキルを持った良質な労働力を呼び込む一方で、トゥドゥック市の政策や機能を決定して、インフラ開発への投資を加速させていくべきだとも付け加えています。
ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン会長は、トゥドゥック市の設立により、市内の機関の数を最小限に減らし、市内の社会経済発展のための資源を活用することにつながると述べています。
「トゥドゥック市は、経済発展の機動力になるだけでなく、市民の生活を改善するきっかけになります。ホーチミン市の地域内総生産(GRDP)の30パーセント、ベトナム全体のGDPの7%に貢献することが期待されています。」とフォン会長は述べています。
(出所:Vietnam Investment Review)
(トップ画像:Photo by Mike Swigunski on Unsplash)
▶関連して読む
・国会トゥドゥック市の設立にゴーサイン
・新たな投資を呼び込む新しい市の設立計画
もっと詳しく知りたい方はこちら