2022/02/22
ダブルドラゴン社は、ハイブリッド型コンドテル事業「ホテル101」の海外進出に向けた準備を始めています。この2022年、フィリピン国外初の候補地の取得を進めています。
ダブルドラゴンは、シンガポールを拠点とする子会社「ホテル101ワールドワイド社(Hotel 101 Worldwide Private Ltd.)」の主たる事業目的を変更し、不動産物件および合弁事業の取得、投資および開発、さらにフィリピン国外の不動産販売、マーケティング、運営・管理を任せることにしています。事業目的の変更は、すでにシンガポール当局の承認を得ました。
ダブルドラゴンがフィリピン証券取引所へ開示したところによると、海外進出は、ホテル101ワールドワイドを通じて直接、もしくは現地のデベロッパーとの提携または合弁を通じて行うことにしています。
ダブルドラゴンのエドガー・シア二世は、「アメリカにはホリデイ・イン、ヨーロッパにはノボテル、中国にはジンジアン・イン、マレーシアにはシャングリラ、タイにはドゥシット、日本には日航、シンガポールにはラッフルズがありますが、フィリピンにはありません。」
「また、他の国には、事業を外へ広げるという強い考えがあります。世界195か国への輸出に向けた事業、ブランド、コンセプトを追い求めるというのは真の称賛に値します。」と語っています。
今後のスケジュール
Covid-19関連の制限が緩和されつつある中、ダブルドラゴンは、2022年第2四半期までに、アジア圏内に最初の開発用物件の取得し、2022年後半期にはオープンを予定しています。
ダブルドラゴンは、地元の人、外国人観光客、そしてその国をビジネスまたはレジャーで訪れるフィリピン人を呼び込めそうな、ホテル101用の候補地の選定段階に入っています。
ダブルドラゴンのチーフ・インベストメント・オフィサーであるハンナ・ユロ - ルッチーニ氏は、新しいホテル101プロジェクトの開発と完成は、景気回復と期待される観光業界の立ち直りもありタイミングは完璧だと述べています。ハンナ氏は、数年後には、観光の繰延需要により、世界中のホテルが今までに見たことのないような需要増を経験するのではないかと予想しています。
投資機会
フィリピン国外初となるホテル101は、フィリピン人投資家に、手頃な支払条件で、海外投資をするチャンスを与えてくれることにもなります。
ホテル101の画期的なコンドテルコンセプトの特許はすでに申請済みで、ホテル101の商標およびドメインも複数国で確保済みです。Apple iOSおよびアンドロイド用のホテル101アプリももうすぐスタートします。
ホテル101のコンセプトに基づくと、ホテル内のすべてのユニットは同じで、すべてのユニットオーナーが物件の収益の持分を等しく享受することができます。この資産軽量化モデルにより、ダブルドラゴンは、ユニットのプレセール時とプロジェクト建設後はホテル運営からの継続的な利益と、収益・利益を2回生むことができます。
このコンドテルのプロトタイプとなるホテル101マニラは、2021年平均して稼働率96.03%を記録しました。
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(出所:Business Inquirer)
(画像:Pixabay)
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